にわかスピリチュアルの人が、
「ネガティブは良くない。ポジティブなら次元上昇」
って言う。
それはね、全然違うんだ。
ポジティブは、明るい色の絵の具、
ネガティブは、暗い色の絵の具、
というだけなんだ。
赤い絵は美しいけど、
青い絵は美しくない、とは思わないでしょう?
それは、好みの問題でしょう。
「ポジティブだけが正しい」
という考え方は、赤い絵は美しいけど、
青い絵は美しくない。
と、言ってるのと同じなんだよ。
私は、暗い色の絵も綺麗だと思う。
暗い音楽も綺麗だと思う。
暗いドラマも面白いと思う。
怒りも、悲しみも、恐怖も、不安も、憎しみも、
後になってみると、美しいものだと思う。
次元上昇みたいなものを体験したことがあるけど、生きてる限り、すぐに3次元に戻ってしまう仕組みなんだと思う。
そんな不安定なものより、統合がいいかもしれない。
統合とは、自分の本質で生きていくこと。
自分の内面を整理して、自分らしく生きていくこと。
私の場合は、次元上昇したいというきっかけは、
「他人よりも上を歩きたい」という願望だった。
でも、自分の本質を目指すうちに、
他人に勝つよりも素晴らしいものがあると思った。