いつも他人から否定されていると思っていた。
世界中が敵だと思っていた。
人がいる限り自分は否定されるんだと信じていた。
世界は攻撃的な人間しかいないんだと思っていた。
親から否定されるあまり、「誰からも、否定される人間なんだ」
と信じて疑わなかった。
だから、人がいない場所にいるとホッとした。
人=敵としか思っていなかった。
このことに気がつけたのは、ネガティブに目を向けたおかげだった。
私は、どんなネガティブなことを考えているだろうか?
と、ネガティブな考えをメモするようにしたおかげだった。
でも、長い間、ポジティブなスピリチュアルに影響されていたので、
自分の考え方のクセに気づくのに時間がかかった。
心の中の泣いている子供のことを気づいてあげられなかった。
ポジティブスピリチュアルは、人生の遠回りなので、
いらない。
心を開放するには、ネガティブに目を向けること。
ポジティブスピリチュアルは、嘘つき。
ところで、今日ワンピースを見ていたら、
フランキーが過去の罪滅ぼしのために、
街に残ろうとしていた。
それで、「自分を許してやれ」って言われていた。
なんだか、自分に言われているみたいに思えた。
自分を許すってのは、「自分のネガティブな性質を受け入れる」、とか、
「あきらめる」っていうことだと思う。
自分には、こんなにネガティブな性質がある、と理解できた時点で、
許しは進んでいる。
結局、何が言いたいかって、「人間性の進化はネガティブの先にしかない」ってこと。
たとえは、戦争をして、たくさん人が殺されて、「もう戦争はしないようにしよう」、って思ったり、
人種差別でたくさん人が殺されて、「もう人種差別はしないようにしよう」って思ったり、
結局、ネガティブの先にしか、進化はない。
ネガティブに目を向けないようにしていたら、自分の中の、泣いている子供にも気づけない。