並木さんの話を何度も聞いてたら、昔から好きだった歌が歌いたくなったので歌ってた。
内側の音楽は、写真のアルバムみたい。
あのときこんな気持ちだったんだ。こんな景色を見たんだ。
そんなことが感じられるような気がする。
本もそう。その世界の景色を感じられるような気がする。
時々また、その世界を見たくなる。
音楽や本は、内側の目で見る行為なんだろう。
人間っていつも外側の目で見てる。
想像を働かせるときは、内側の目が使われてる。
内側の目で見ると、真実が見えてきたりする。
内側の目で見ると、奥底で全てを知っている性質がでてくる。
かといって私たちは、ゲームキャラクターのような存在なので、ゲーム画面のドットばかりを見ていても仕方なくて。
マリオは、ゲーム画面のドットを数えるよりも、
このゲームの目的を果たさなければならない。