与えられてるように見える人間が、
必ずしも与えられてるわけじゃない。
美人でも、金持ちでも、才能があっても、頭が良くても、良い親に育てられていても、人生を棒にふってる人がたくさんいる。
与えられている人は、プライドが高かったり、
親からのプレッシャーがすごかったり、
負け知らずのせいで、負けの痛みが はんぱなかったりする。
与えられている人は、
うまくいかなかったら、辞めることをすぐに考える。
お金に困ったことがないから、必死で仕事に食らいつく苦労も知らなかったりする。
与えられてる人は、チヤホヤされるのが当たり前になる。
与えられてる人は、生きることに必死にならない。
今になって思えば、
美人じゃなく、貧乏で、何の才能もなく、頭が悪く、親にいじめられて育ったことは、
神様からたくさんのプレゼントを与えられていた。
でき杉君は、神様から少しのプレゼントしか与えられていない。
のび太君の方が、神様からたくさんのプレゼントを与えられていると言える。
のび太君に与えられたものは、
自分を信じて前に進めば、遅れて届く、
特別なプレゼントだった。
全てに苦しみながら生きてきたけど、
今振り返ってみると、その日々は神様から特別にプレゼントされたものだった。
旅行で失敗した経験を思い出してるみたいに感じる。
あのときは大変だったけど、どれも素晴らしい瞬間だった。
