最近、漫画編集者の鳥嶋和彦さんの動画をよく見ていた。
鳥嶋さんといえば、アラレちゃんの敵キャラの「Dr.マシリト」のモデルと言われている。
私は、彼のことをマシリトと呼んでたりする。
マシリトが鳥山 先生の漫画を編集していた頃の話を聞いた。
アラレちゃんが主人公になったのは、マシリトのアドバイスの影響のようだ。
アラレちゃんを出して人気出たら、アラレちゃんを主役にするように約束したらしい。
アラレちゃんがいないDr.スランプなんて全然魅力ないだろう、と思う。
アラレちゃんやがっちゃんがいないと、まったく魅力ない。
カンフー漫画を描かせるように提案したのは鳥嶋さんだったという。
今でこそ、鳥山明は、格闘漫画の代名詞のような存在だけど、マシリトがいなかったら、鳥山先生は、全然違う話を描いていたかもしれない。
漫画の編集がなんぼのもんじゃい!
という気がするけど、漫画の編集って結構大事。
「NARUTO」の作者が、「NARUTO」の後にとても分かりづらい作品を描いて、すぐに打ちきりになっていたことがあった。
作品が読みやすく展開するようにダメ出しするのも編集者の役割なのかもしれない。
読者が読みやすいように展開しない漫画は、どんなに絵がうまくても誰もついてこれない。
マシリトあってのDr.スランプやドラゴンボールだったんだと思う。
ある意味、「漫画家 鳥山明」は、鳥山 明本人と、マシリトで成り立ってたのかもしれない。