しんごチャンネルのライブを見た。
桐沢さんという人がドラムを勉強するためにアメリカに行った。
しかし、リズムを認めてもらえなかった。
そこで彼は、「西洋式の音楽には問題がある」、と言ってる人に出会った。
その人によると、西洋式音楽は、数字でリズムを勉強させているという。
リズムについて調べるうちに、リズムっていうのはアフリカから来たもので、
頭で考えるものじゃなくて、体で表現するものだと、桐沢さんは知った。
アフリカ人は音楽教育を受けない。
体が歌ってるから楽器が歌いだす。
西洋式のリズムから離れないと、ドラムが良くならないことに気づいて、
桐沢さんは、アフリカの音楽を聴きながら歩いたりした。
歩くことも全てが音楽なんだって言ってた。
アフリカ人は、青いバナナを持って出かけ、バナナが黄色くなるのを見て、
時間の経過を知るんだという。
きっちりした時間という感覚もないし、
きっちりした楽譜もない、体で感じる音楽と時間。
リズムについて突き詰めていくと、宇宙の話にまでつながるという。
そういう、興味深すぎる話を聞けた。
このチャンネルの○○さんという人が、コミュニケーションの仕方が自分みたいで、
見ていてすごくトリガーを引かれた。
空気を読んで、笑い続けている。
分からないときは、笑ってれば正解だよね?
もう少しか?もう少し笑ってればいいのか?
まだか?まだなのか?
そんな風に見えた。
私もまったく同じようなコミュニケーションをしているので、
自分を見てるみたいで、辛い。
この「空気読みすぎコミュニケーション」って、自分も苦しいけど、
見ている人も苦しいんだと、彼を見て学んだ。
この「空気読みすぎコミュニケーション」って、
自分の許せない部分を、人に見せないようにしている状態なのかもしれない。
オタクだと思われてはいけない。
変人だと思われてはいけない。
気持ち悪いと思われてはいけない。
ダサいと思われてはいけない。
常識がないと思われてはいけない。
頭が悪いと思われてはいけない。
コミュニケーションが下手だと思われてはいけない。
「こういう人間じゃなきゃ、ダメだ」という思い込みのせいで、
話を合わせて、笑うだけのロボットを、私はずっと演じてきた。
その結果、めちゃくちゃ嫌われてばかりだった。
苦しい思いをして、自分に嘘ばかりついて、嫌われるんなら、
素直に生きればよかった。
でも、人を前にすると、どうしてもよく思われたくなって、
「できるフリ」を演じてしまう。
素直に、認めてしまえばいいのにね。
私はオタクだし、変人だし、気持ち悪いし、ダサいし、常識がないし、頭悪いし、
コミュニケーションが下手だと。