昨日のシャンバラの続きを妄想してみた。
階段をずっとずっと下りていく。
そして明るい部屋に出た。
白い大理石の部屋で、黄色い宝石の台座があった。
肌の黒い女の人がいて、イスラム教徒みたいな頭や口元を隠す服装をしていた。
頭には白字に青っぽい模様の入ったショールをまいて、下は黒っぽかった。
お互いに自己紹介をして、相手はプリシラと名乗った。
自分が昔書いた物語のキャラクターの名前だったので、これは妄想なんだろうなと思った。
「ここへ何しに来たんですか?」
そう聞かれて、「色々と見たくて」と答えた。
妄想の中でもコミュ障は変わらない。
広間を見渡すと、天井がプラネタリウムのような形になっていて、
美しい幾何学模様が描かれていた。
その美しさに私は、「ああ・・」と見とれた。
「見て」と言って、
突然、プリシラが踊り始めた。
彼女が舞うと、周りの空間から金がバラバラと床に降り注いできた。
驚いていると、今度はプリシラは飛び跳ねた。
すると、金色の蝶々が彼女の周りの空間から次々に現れた。
「ここでは想像したものがすぐに現実になるんですよ」
と彼女は言った。
そういえば、ここにはプリシラしかいない。
他の人はどうしたんだろう?と思っていたら、
しんごチャンネルのシャンバラの話を思い出した。
「波動が合わないと相手が見えない。粒になったようにイメージしたら、周りの人たちが見えた」
という話のことを。
自分が粒になったようにイメージするんだ。私は粒だ。私は粒だ。
そうイメージしていたら、周りの人の声がざわざわと聞こえ始めた。
気がついたら、たくさんの人でにぎわっていた。
神殿のような場所だと思っていたのに、市場のような人だかりがそこにはあった。
それから、彼女に案内されて、広間の奥の部屋へ行った。
薄暗い部屋で、棒状の天然石が数本立っていた。
それは光り輝いていた。
「これは何?」と聞くと
「いつでも思い出せるようにしておきたい真実の物語が、ここには
置かれているんですよ。」
と彼女は言った。
つまりこれは石みたいに見えるが、歴史の本みたいなものなのかもしれない。
イエスキリストとかの偉人たちのことが書かれているのかもしれない。
・・・そうだ、こんなことをしている場合じゃない。
せっかくシャンバラに来たんだから、絶対に聞いておかなければならないことがあることを
私は思い出した。
「時間の越え方を教えてもらえませんか?たとえば昨日に戻ったりする方法です。」
と私は言った。
「ああ、そうでしたね」
と、まるで知っていたかのように彼女は言った。
彼女に案内されて、螺旋の階段を上った。
ここまでで、集中力の限界が来た。
これって、シャンバラに行ってるというより物語を作っているようにも思えてくる。
でも、やたらとスムーズに浮かんでくる。
物語を作る人ってこうやって作っているんだろうな。
自分でも妄想だと思うが、シャンバラの景色が見れてると信じたい。