ウォーキングしながら、シャンバラの続きを見た。
地底の階段を果てしなく下りていくと、
大理石の床と、プリシラが待っていた。
そして、誘導されて、螺旋の階段を上っていった。
時間を越える方法を教えてもらうために。
時間を越える装置を見せてもらったり、
魔方陣のようなものを書いて時間を越える方法もあるんだと聞いた。
魔方陣で時間を越えれるのではなく、
自分の力を許すための儀式なんだと彼女は言った。
昨日に戻るためには、昨日のことを考えること。
あなたが昨日のことを考えるとき、あなたの意識は昨日にある。
ここシャンバラにいるあなたも、物語の中にいるあなたも、あなたはそこに実際に
存在しているんです。
あなたが意識を向けた場所に、あなたは存在してるんです。
あなたはいたい場所にいつもいるんです。
こんなみじめな自分だ、という現実や、
物語の中、という現実の中に。
意識で旅をしているんです。
空間も時間も、いつもあなたはいたいところに存在しているんです。
あなたは夢を思い出して、シャンバラにきた。
あなたは同時に存在していて、夢も存在しているあなたの一部なんです。
この地球であるものが死に、あるものが生まれるように、
どこにいるあなたに目をむけるかということなんです。
そんな話を聞いてるうちに、目的地についてしまったので、話はそこまでだった。
時空移動とは、同時に存在している自分の、どの自分に意識を向けるかということ。
昨日に戻るには、昨日に意識を向けること。意識の存在だから、事実上昨日に存在している。
昨日に意識を向ければ昨日にいける。
シャンバラにいくやり方で、昨日や10年前のことに意識を向ければタイムスリップは可能なのかもしれない。
妄想上で、戻りたい過去に戻るという方法だ。
自分の人生の中でやり直すとしたらどこだろう?
でも、それはそれで大変だろうと思う。
やり直さなくてもいいから、ちょっとその頃に一日だけ戻ってみたい。