色んな考え方があってもいいのかもしれない。
意固地になっていたのかもしれない。
自分こそが教祖様であることを信じてる人だっていてもいいのかもしれない。
何だって自分が信じているものが、正解だから。
この人生は、sfだと思えばsfだし、サスペンスだと思えばサスペンスだし。
そして、彼女は「私だけが目覚めてる物語」
を信じていた。
どんな物語でも本人が決めることなのに、
余計なこと思ってた。
一緒に生きてるようでも、それぞれ自分だけの世界を生きてるんだから、
どう思ってもいいんだった。