竜とそばかすの姫の感動の余韻が今も残る。
ずっと深い悲しみにあった人たちが押さえ込んできた感情。
歌が見せる表情。
歌から感情が
染み込んでくる。
「はなればなれの君へ」をまた聞いて、なんか泣いた。
やさしくされても、突っぱねる竜。
深い深い傷を受けた後では、優しささえ、
激痛が走るよね。
ただ楽しいとか美しいだけじゃなくて、
心が激しく揺さぶられた。
人は、みんな神の部分があって、
苦しみや痛みが、その神の部分を光らしているような気がする。
一見、ネガティブに思えるような出来事が、
魂の奥底からの光を与えてる。
この映画で、みんなで歌って、光っていたところがあったけど、みんなの神の部分が光ってるんだろうと思った。
この映画を見ている時、フォースが高まっていると思った。
エクトプラズムが、ヒューッと湯気みたいに上がってるような気がした。
この映画は、賛否両論あるとか聞いたけど、
私は今まで見た映画の中で一番感動したかもしれない。
心の深い部分がずっと震えてた。
社会的なことをテーマにしたとか、
そんな上っ面なことをいいたかったわけでもないと思った。
ゴチャゴチャ考えるより、感覚を楽しめる人にはおすすめの映画だと思う。