すっごい疲れが溜まっていて、夕方からぼーっと動画を見てすごしていた。
そしたら、CMが流れた。
男が誰かに追われていて、ビルから飛び降りて、
「パラシュートがない!」と慌てている様子が映し出された。
場面は変わって、遺跡を探検してつぶされたり、
撃ち合いをする西部劇のガンマンだったり、
いろんな人生を男は生きている。
人生だと思っていたのに、「ハイ!カット!」って、いう道具が出てくるので、
これはお芝居なんだ、と気づく。
まるでマトリックスみたいな、このCMに釘付けになった。
今度は、女性と恋をする人生を生きているが、キスをする手前で、
「ハイ!そこまで!」と、止められて、
別の男に、とって変わられる。
その後、廊下でさっきの女性とすれ違う。
お互いに気になってる様子で、ふたりともモジモジしている。
ソウルメイトってこんな感じなのかもしれない。
そして、場面は最初に戻って、ビルを飛び降りた男の視点に戻ってくる。
降下しながら、「パラシュートがない!」と、男が焦ってると、
さっきの女性が現れて、男の手を取って、パラシュートで救出する。
そして、そこで二人はキスをする。
何度も生まれ変わって、ソウルメイトと出会うストーリーなんだろうか?
とても感動的だった。
そこで、なんとなく美輪さんの「愛の賛歌」が聞きたくなって聞いていた。
歌の前に、美輪さんの語りが入る。
「愛する人のためだったら、世界を敵にまわすし、どんな汚いことだってする。」
そういう内容のセリフが入る。
この歌に、独自なストーリーをつけたものなのだろう。
熱いものがハートにぶっ刺さった感じがして、涙がでた。
恋愛だけじゃなくて、愛をたくさんもらってる。
今までいろんな人から愛を受けてきた。
親切や愛情をたくさん。
周りのみんな、自分を犠牲にしても愛を与えてくれていた。
たくさん持っていたし、もらっていた。
いつも当たり前のようにあったのに忘れていた。
話はぜんぜん変わるけど、「美女と野獣」という映画を見ると私は、
必ず泣く。
野獣がベルを逃がしてしまうシーンで、いつも泣く。
野獣がもう二度と人間に戻れないとしても、ベルの幸せを願ったので、
ベルを逃がしてしまう。
このシーンで、いつもいつも泣いてしまうのは、
これが愛だからなんだと思う。
アミ小さな宇宙人によると、
「愛=神」だという。
本当の愛を見ると、神である自分が反応してしまうんだろう。