「誰が悪い」とか「ゴム人間」とか言ってても面白くない。
隠されてる真実を探すのが好きで、
人を決めつけるのは、好きではない。
ドラマやアニメを見て、やっぱり芸術こそが素晴らしいと思った。
「アンという名の少女」を見ていて、自分を重ねていた。
私は、あんなに賢くないけど、
子供の頃、おしゃべりで空想的な子供だった。
アンは、お姫様ごっこしたり、空想で儀式したり、
子供らしくて、とても可愛い。
アンは孤児で、前に引き取られた家では、召し使いのように使われ、虐待されてた。
そんなかわいそうな子だったから、空想が彼女にとっては救いだった。
私も空想が救いだった。
親に嫌われてると思っていて、
自分の存在が間違いだと、ずっと思っていたから、現実より、ずっと空想を見て暮らしてた。
本ばかり読んでた。
養子に男の子が欲しかったカスバート家に、
手違いでやって来たアン。
アンは、手違いだったことを知って、孤児院に帰ることになるが、
マシューに気に入られ、
酷い家に引き取られるのを阻止したかったマリラの意思もあって、カスバート家に引き取られることになる。
この話は、大人になってから初めて見たけど、
若い頃なら、絶対に見れなかった。
なぜなら、アンのかわいそうな様子は、自分に重ねてしまうから。
アンの差別されたり、バカにされたり、疑われたり、いじめられてきた過去。
辛いところが多くて、
若い頃の自分なら、見れなかったと思う。
苦しみが一段落した今だから、見ることができた。
アンをずっと自分に重ねていた。
アンは周りから攻撃されることに慣れていて、ポジティブに見えるけど、
どこかで、自分のことを、いてはいけない存在だと思ってたかもしれない。
マシューが最初から優しくて、自分を重ねた。
マシューに一方的に話す様子が、自分と父との関係に似ていた。
マリラは、真面目な人だけど感情を表すのが不器用な人だ。
実は優しいのに、感情を悟られないようにクールに振る舞っている。
この話が好きだし、アンがどうなるのかずっと見守っていきたいなーと思っていたのに、
「制作が打ちきりになった」とネットで見た。
これからのアンの成長が見たかったのに!
本で読むしかないんだろうか。
本は、時間かかるから、アニメであれば楽なのに。