キャラクターの姿や声をイメージしながら本を読む。
やがて、その作業に慣れて、キャラクターたちがリアルに感じられるようになる。
あまりにもハマり混むと、物語の中にある風景すら、自分が実際に見たような感覚がする。
物語の中にある世界は、どこか遠い世界に存在していると考えてる。
たとえば、アンパンマンやバイキンマンが実際にいる次元が、どこかに存在しているのではないか。
物語を作る人間は、どこかに存在する世界をのぞき見ている。
物語→作者が想像することで作られる。
と思っていたけど、
想像→すでに存在している世界を覗き見ること、ではないか?
想像→望遠鏡や虫メガネを使って、
景色をのぞき見ることに似ている。
こう考えてる。
人間は、神秘的なものを見る能力が退化したけど、他の世界を、のぞき見る能力だけが残った。
想像することは、他の世界をのぞき見ることなんだと思う。
想像することは、神秘的なものを見ることの入り口だと思う。
もともとの人間は、自然と調和し、神のようなものと、調和して生きていたのに、
支配者がこの世界を牛耳り、神のようなものを否定して、人々の能力を封じ込めてしまったんだと思う。
たとえば、「神は一人しかいない」
と言われると、世界がかなり閉ざされる気がする。
想像した数だけ、神は存在すると思う。
こうなってくると、もはや、
「人間こそが神」
って気がしてくる。
いや、神ではないけど、神のノートをのぞきみることができるんだと思う。