古い心の傷がどうしても治せなくて、悩んでいた。
潜在的に他人に対して、酷すぎる敵意を持っていた。
このままじゃ、前に進んでも同じことが繰り返されると思って、何もできずにいた。
他人を信じることができないので、一人行動以外はネガティブにしか考えられなかった。
だけど昨日、心の傷を癒すための方法を、一緒に知り合いが考えてくれたので、
この傷とお別れできる。
その方法とは、「あの時はこうするしかなかったんだね。辛かったね。」と、
辛かった時の自分に寄り添って、インナーチャイルドを癒してあげる方法。
幼いころ、生まれたばかりなのに、死にたかった。
飼い主に嫌われて、虐待されるペットのように感じていた。
味方がいない苦しみを誰かに分かってほしかった。
「自分は許されない存在だけど、自分を許さない全てと戦う」と誓って、
幼い私は、生き残るために 全ての人と戦うことにした。
「あなたは生き残るために、そうするしかなかったんだ。誰も分かってくれなくて辛かったよね。」
それがあの時に、一番聞きたかった言葉だった。
一番聞きたかった言葉を自分でも言ってみると、傷が癒えていくのを感じる。
ただ誰かに、気持ちを分かってほしかったんだ。
世界に一人取り残されたように感じていた気持ちを。
死ぬくらいなら全てと戦うと誓った気持ちを。
影に名前をつけて、自分と影はひとつになった。
これからも、傷つくことはあるだろうけど、
そのたびに、過去の自分の気持ちに寄り添って、癒してあげればいいんだ。