銀河鉄道の夜のプラネタリウムを見てきた。
あまりにも素晴らしくて泣いた。
さそりの星が赤い理由に泣いた。
昔読んだはずなのに、そこのストーリーを覚えていなかった。
こんなに綺麗なものを見たことがないと思った。
幻想的な場所で、大好きな友人と過ごす旅。
最初読んだ時は分からなかったけど、
二人は、生と死の狭間にいるんだと思った。
あるいは、カンパネルラを失ったジョバンニが妄想している世界なのか。
私はこの話を読んだとき、この物語の列車も星空も、この世界の景色も、宝石箱のように輝いて見えていた。
幻想的な色で輝く世界を想像してた。
このプラネタリウムにも、そんな自分の妄想どおりの、宝石箱みたいな美しさがあった。
「みんなの幸せのためなら、僕の体なんか100回焼いても構わない」ってカンパネルラが言うのも、とても美しいと思った。
自分には、カンパネルラの気持ちは理解できないけど、他のもののために自分の身を尽くすのは、美しいと思った。
音楽も映像もストーリーも美しくて、心に突き刺さった。
感動してたら、「いつまで使命にそわないムダなことをして生きてるんだろう?」という気持ちがわき起こった。