「普通」じゃないことがバレることが、怖くて仕方なかった。
「みんな同じ価値観のコピー人間だけど
自分だけ違う価値観で、コピー人間じゃない」
と思ってた。
大量生産された人間の中で、自分だけが欠陥品のように思えた。
欠陥品だってバレたら、仲間はずれにされて生きていけないんじゃないかと思って恐ろしかった。
だから、「価値観の違う欠陥品」ってバレないように、コピー人間を演じることに全力を使って生きてきた。
大人になった頭で考えると、「おかしなことを言ってる」って自分でも思うけど、
この問題もやっぱり、子供の自分がそう思い込んでいて、納得していないのを感じる。
自分の中に、「コピー人間じゃないことをバレるのを怖がってる」自分がいる。
ここまで分かったら、この子供とも統合できる。
やっと、個性を解放できるのかも。