親と話をしているとよく言い合いになる。
たとえば、「早起きをするといいことがいっぱいある」というテーマについて、親が話したいとする。
その内容を聞いた私が
「なるほどそうだよね。ところで、朝にはヨーグルトを食べるといいらしい」
と話を変えたとする。
そうすると親は、それにあいづちを打つものの、どうしてもどうしても
「早起きをするといいことがいっぱいある」
というテーマに戻して、同じ内容を話し続ける。
もうその話わかったから、って思うのに、何度も同じ内容を話し続ける。
何度も何度も同じ内容の話をするか、
「お前のやりたいことなんかうまくいかない」とか、
「こういうことを知らないなんてお前はバカだ」と、
伝えてくる。
この行為は、本人によると、「心配してあげている」と言うことらしい。
私は、youtube見ていても、「この人は、こういう内容が言いたいんだ」って
意味をまとめてしまうクセがある。
親の場合、ネガティブ以外のことも話しているんだけど、話してる内容がなさすぎて、
意味を持っている言葉が、ネガティブなものだけになっているせいで、
「否定しかしていない」という風に見えてしまうのかもしれない。
気にかけてくれているんだから、感謝したほうがいいだろう。
この話のことを考えていたら、発見があった。
親が「こうしたほうが良い」という提案もしてくれていたことを思い出した。
そのことを無意識に記憶から消去していた。
提案に対して、
「確かにそうだね、忘れてた」
とか言おうものなら、「そんなこともわからないんだから、バカだね」を
また言われると思ったので、「分かってる、やってる」と言うのがクセになってた。
知ったかぶりをするのがクセになってた。
せっかく大事なことに気づかせてもらえても、バカにされたくないので、
そのことを抹消する性質があった。
「人の話を聞かない」と言われたけど、確かに、せっかくの忠告を
なかったことにする性質があったことを発見した。